前回は里帰りの際の出来事をアップしたのですが、今回はその時に訪問した一宮カトリック教会をご紹介します。
外観はコンクリートの打ちっぱなしで、とてもモダンな印象。大通りに面していて、わかりやすい場所にあります。
庭の一角にあるイエス様の御像、等身大に作られているようです。
とてもよいお顔をされていました。
この御像の両手の間に立って写真を撮ってきました(幸せ)。
2階にある聖堂、椅子はテーブルの位置が低かったのですが、真新しくて綺麗。
ミサ中は手前のガラス戸を閉めます。
聖堂後部にある「泣き部屋」。たたみ敷きで、座布団も置いてあります。
ミサの間はドアを閉めるとマイクでお説教などが聞こえるようにしてあります。
心配りが見える空間です。聖堂を削ってでも作りたかったそうです。
祭壇。ミサ中は白いカバーが掛けられていました。後ろの十字架にはボディーがついていませんでした。
御聖体。壁面にニッチをつくって、埋め込むように置かれていました。
祭壇横にある聖母子像。マリア様の笑顔が素敵です。
さて、前回お知らせしていた「ちょっとした出会い」なんですが、あんまり大した話ではないかもしれませんのでご期待にこたえないかもしれませんが、どうぞご容赦くださいね。
最初、こちらの教会にはそっと参加して帰るつもりでいたのですが、2階の聖堂に向かう時、ついつい前にいらっしゃる方に話しかけてしまいました。
「おみ堂は2階なんですね、これから御ミサをされるんですよね?実は今日初めて来たんです」
そうすると、二人いらっしゃったんですが、そのうちの男性のかたが案内してくださいました。
「今日は里帰りでうかがったので、今日だけになるんですが」とお伝えしましたが、
その方はリーダーのような女性の方に紹介してくださいました。
おかげで色々教えていただく事が出来て、ミサも安心して与れました。
遠慮するつもりでいた祝福も、いただく事が出来ました。
その日は息子と二人で行ったのですが、珍しく息子もしっかり参加してくれました。
その女性は(名前を聞き忘れてしまいました、残念)、オペラ歌手のように立派な体型をしてらしっしゃったのですが、声もオペラ歌手のようによく通る美しい声をしていらっしゃって、そばで聞いていると、とても気分が盛り上がって素敵な時間を過ごす事が出来ました。
御ミサはどこでも同じ、と聞いていましたが、聖歌のメロディが全然違ったり、細かい事にも色々違いがあって、興味深い体験をしました。
これを機会に他の教会の御ミサにも与ってみたいと思いました。
神父様は年配の方でしたが、てきぺきと活動的な、先生のような感じの方でした。
お説教も時事なども織り込んだ、講義のような印象でした。
ただちょっと聞き取りにくかったのですが、中でも印象に残ったのは、
イエス様を打った当時の鞭は、魚の骨や釘などをつけてあって、打たれるとそれは激痛をともなうものだったらしいということでした。文字通り、血の汗をお流しになったことでしょう、というお話でした。
それを聞いてイエス様のお苦しみを思うと、胸がとても痛みました。
ミサのあと、その女性の方は神父様に紹介してくださいました。
神父様は「今日だけになるかもしれません」と言う私の言葉にも嫌な顔をせず、
また来て下さいね、と。そして息子にも御ミサの前に日曜学校があるからね。と、
優しい言葉をかけてくださいました。
また里帰りした時には必ず伺おうと思いました。
神様のお恵みが一杯の一日でした。