10月4日は「アッシジの聖フランシスコ」の記念日なんですね。
私はフランチェスコ、という呼び方のほうが好きなのですが・・・
昔、映画「ブラザーサン・シスタームーン」を見て、
いっそうキリスト教の世界に惹かれました。
「ひばりのようにただ無欲で、神を賛美するためだけに生きたい」と言っていた台詞に共感して涙があふれたことを思い出します。
映画の最後に流れるテーマソングはフランチェスコの「太陽の歌」をベースに作られたそうです。この歌を知っていて好きな方はたくさんいるとは思いますが、私も大好きな歌なんです。
「ブラザーサン シスタームーン」
ブラザーサン シスタームーン
その声はめったに私には届かない
自分の悩みだけに心を奪われて
兄である風よ
姉である空の精よ
私の目を開いておくれ
清く正しい心の目を
私を包む栄光が
目にうつるように
神に与えられた命
私にも神は宿る
その愛がいま
この胸によみがえる
ブラザーサン シスタームーン
今こそ
その姿に触れ
その声を耳に
そして胸を打つ
あふれるこの愛
そして、ベースになった「太陽の歌」の訳文です。
終生その身をもって「謙遜」の意味を示し続けたフランチェスコにならい、
少しでも謙遜な人間になれますように・・・
神よ、造られたすべてのものによって、わたしはあなたを賛美します。
わたしたちの兄弟、太陽によってあなたを賛美します。
太陽は光りをもってわたしたちを照らし、その輝きはあなたの姿を現します。
わたしたちの姉妹、月と星によってあなたを賛美します。
月と星はあなたのけだかさを受けています。
わたしたちの兄弟、風によってあなたを賛美します。
風はいのちのあるものを支えます。
わたしたちの姉妹、水によってあなたを賛美します。
水はわたしたちを清め、力づけます。
わたしたちの兄弟、火によってあなたを賛美します。
火はわたしたちを暖め、よろこばせます。
わたしたちの姉妹、母なる大地によって賛美します。
大地は草や木を育て、みのらせます。
神よ、あなたの愛のためにゆるし合い、
病と苦しみを耐え忍ぶ者によって、わたしはあなたを賛美します。
終わりまで安らかに耐え抜いく者は、あなたから永遠の冠を受けます。
わたしたちの姉妹、体の死によって、あなたを賛美します。
この世に生を受けたものは、この姉妹から逃れることはできません。
大罪のうちに死ぬ人は不幸な者です。
神よ、あなたの尊いみ旨を果たして死ぬ人は幸いな者です。
第二の死は、かれを損なうことはありません。
神よ、造られたすべてのものによって、わたしは深くへりくだってあなたを賛美し、
感謝します。